発酵について・基礎2

前回は酵素について説明したので、今回はいきなり解糖経路について解説する。解糖経路はEMP経路とも言い、酵母のアルコール発酵や、筋肉内での解糖でも行われている代謝である。
とは言え、専門用語の羅列に終わるので、あんまり面白くは無い。要するにブドウ糖が、どのような酵素の力で、どのような中間物質を経て、エチルアルコールになって「出ちゃった」になるかのデータの掲示に留まる。
説明を始める前に、Webで「なんか解糖系の解説ページねーかなー」と思って探してみたら、流石にネットは広大なだけあって、いいページが見つかった。
由良敬のホームページ 解糖系 解糖系プレゼンテーション
もうこのプレゼンがあれば、解説いらないわってなもんだが、そーゆーわけにもいかないので、解説はこっちで入れる。ちなみに中公新書(939)「発酵」(小泉武夫)の99ページで紹介されている「ブドウ糖からエチルアルコールへの経路」も同じ事を書いているので、持っている人はそっちも参考にするべし。

  • スライド1〜6

まだ未勉強。要するに生体内(ヒトも酵母も)ではATPという物質によってエネルギーが賄われているが、こいつが大量に必要な上にすぐに消費されてしまうので、生体内で合成しないと間に合わないよ、という話。

  • スライド8

ブドウ糖1分子が、ピルビン酸2分子に至る過程でATP2分子が合成されます。

  • スライド9

解糖系全回路、「発酵」の解糖経路に同じ。酸の名称の違いはわかってください。

  • スライド10〜12
段階 反応前 反応後 使用される酵素 補酵素
ブドウ糖グルコース グルコース6−リン酸 ヘキソキナーゼ ATP消費
グルコース6−リン酸 フルクトース6−リン酸 グルコースリン酸イソメラーゼ  
フルクトース6−リン酸 フルクトース1,6−ビスリン酸 ホスホフルクトキナー ATP消費
  • スライド13

フルクトース1,6−ビスリン酸は酵素アルドラーゼによってジヒドロキアセトンリン酸と
グリセルアルデヒド3−リン酸に分解される。

  • スライド14

ジヒドロキアセトンリン酸は酵素トリオースリン酸イソメラーゼによってグリセルアルデヒド3−リン酸になる。
この段階でグルコースはグリセルアルデヒド3−リン酸2分子に分解される。

  • スライド15〜19
段階 反応前 反応後 使用される酵素 補酵素
グリセルアルデヒド3−リン酸 1,3−ビスホスホグリセリン グリセルアルデヒド−3−リン酸デヒドロゲナーゼ 1NAD+還元
1,3−ビスホスホグリセリン 3−ホスホグリセリン ホスホグリセリン酸キナーゼ ATP生成
3−ホスホグリセリン 2−ホスホグリセリン ホスホグリセロムターゼ  
2−ホスホグリセリン ホスホエノールピルビン酸 エノラーゼ 1H2O生成
10 ホスホエノールピルビン酸 ピルビン酸 ピルビン酸キナーゼ ATP生成
段階 反応前 反応後 使用される酵素 補酵素
  ピルビン酸 アセトアルデヒド ピルビン酸脱炭酸酵素 CO2生成
  アセトアルデヒド エタノール アルコールデヒドロゲナーゼ 1NADH酸化

というわけで、12種類の酵素を使って、無事にブドウ糖エタノールに生成されましたー。これこそが「糖食べたらアルコール出ちゃった」の正体であります!こんなわけわかんねー反応を「糖食べたらアルコール出ちゃった」にまとめたもやしもん解説はスゲェよ。
なお、段階6以降でATPが2つ生成されているが、段階6以降は2分子の話なので、結果段階1〜3で2ATP消費、6〜10で4ATP生成されているので、差し引き2ATPの生成という事になる。
以上を化学式にするとこうなる。
C6H12O6(ブドウ糖)→2C2H5OH(エタノール)+2CO2(シュワシュワ)+56kcal
ちなみに以上書いたのは嫌気(空気無し)条件での話であって、空気があって呼吸ができれば、酵母ブドウ糖を完全に分解し、より多くのエネルギーを得られる。化学式は以下。
C6H12O6(ブドウ糖)+6O2(酸素)→6CO2+6H2O+686.5kcal
この場合はピルビン酸まで共通の反応で、そっからTCA回路という別の代謝経路に変化する。
というわけで、「糖食べたらアルコール出ちゃった」の解説終わりー。次回からは専門用語を使わないわかりやすい解説に戻す。

蒸留

酒の分類について書くに当たり、どういう書き方をするにせよ、最初に書いておかなければならない区分がある。まずは「醸造酒」「蒸留酒」「混成酒」の3つに大別しないといけない。

「糖食べたらアルコール出ちゃった」したもの

醸造酒を蒸留したもの

  • 混成酒

蒸留酒に混ぜ物をしたもの

このうち「糖食べたらアルコール出ちゃった」はいいとして、混成酒の「混ぜ物」の定義も置いておくと、残るキーワードは「蒸留」である。酒の分類を考える時に蒸留は重要である。
まずは言葉で説明しよう。蒸留には「単式蒸留」と「連続式蒸留」の2種類がある。焼酎で考えると、原料の風味豊かな乙種の本格焼酎は単式蒸留、水で薄めた純粋アルコールの甲種のホワイトリカー(大五郎とか純とか)は連続式蒸留である。ではそれぞれの原理を説明しよう。
まずは単式蒸留。ヤカンの口にホースを挿して、ホースの中央部分を氷のたっぷり入ったバケツに入れます。ホースの逆の先端は、低い位置にボウルでも置いておいて下さい。んで、ヤカンの中に樹教授の作ったどぶろくを入れて、フタを閉め、ヤカンに火をかけます。

するとどうでしょう。エチルアルコールの沸点は78.3℃なので、沸点が100℃の水が蒸発する前にエチルアルコールはどんどん蒸発します(90℃くらいで沸騰)。フタは閉まっているので、ヤカンの口から気化したエチルアルコールの蒸気は出て行きます。そしてホースを通って氷の間を通ると、蒸気は冷やされて再び液化します。これをボウルに集めると単式蒸留の一丁上がりです。ヤカンの中には蒸発できない米が残ります。なお、一度の蒸留で通常アルコール度数は3倍になります。
なお、単式蒸留のうち、ヤカンの内部の気圧を下げて蒸留する「減圧蒸留」という方式もあります。例えばヤカンの内部を真空にすれば、沸点は50℃まで下がる。すると、温度が上がらないので成分が変化せず、また、雑味が少なくなるという利点があります。逆に言うと常圧蒸留では焦げ臭さや、多くの微量成分が出てしまうので、くせはありますが、芳醇で豊かな風味になります。
んで、連続式蒸留なんだけど、これは説明しづらい。Webで検索しても、連続式蒸留がわかってる人にしかわからない説明しか無いでやんの。要するにエチルアルコール度数が100%に近い純度を得られる蒸留方式と思って頂きたい。参考文献の中で一番わかりやすい説明がされていたのは「シングルモルトを愉しむ」(光文社新書(72))の121ページからだった。一応Webでそこそこ詳しいのはここを見つけた。

サントリー WHISKY MUSEUM ウイスキーをつくる 蒸溜の話 蒸溜の方法

連続式蒸留で蒸留された酒の特徴は、まず同量の材料から、単式より多くのアルコールを得られる事である。単式の場合は蒸留が終わった後の粕にも多くのアルコールが残っているが、連続式の場合は最後の1滴までアルコールを絞り出せる。また、得たアルコールは純アルコールに近いのも特徴だが、純アルコールに近いながらも、原料の風味が微妙に残っている事である。このあたりは焼酎よりウイスキーの方が話がしやすい。ブレンデッド・ウイスキーは単式蒸留のモルトウイスキーと、連続式蒸留のグレーンウイスキーブレンドしたものだが、以下のページの言を借りると、
「味噌汁にたとえるならば、ダシはグレーン、味噌はモルトということになるんです」
という事であり、蒸留方式はどちらが上という事ではなく、目的によって使い分けるべきものだという事がわかるだろう。

「All About」 初心者にすすめる、一瓶。第一回 グレーンはダシ、モルトは味噌

連続式蒸留の蒸留方法はそのうちちゃんと書きます。

シリーズ 書名 著者名 出版社
バイオテクノロジー教科書シリーズ(7) 応用微生物学 谷 吉樹 コロナ社
ポピュラーサイエンス(249) 発酵食品への招待 一島 英治 裳書房
岩波新書(334) 日本酒 秋山裕一 岩波書店
岩波新書(513) 現代の感染症 相川正道 永倉貢一 岩波書店
岩波ジュニア新書(503) ウイルスってなんだろう 田吉 岩波書店
岩波ジュニア新書(506) 酵素のちから 左右田健次 岩波書店
文春新書(76) 発酵食品礼讃 小泉武夫 文藝春秋
文春新書(183) ビール大全 渡辺純 文藝春秋
ブルーバックス(1152) 酵素反応のしくみ 藤本大三郎 講談社
ブルーバックス(1240) ワインの科学 清水健一 講談社
講談社現代新書(676) 酒の話 小泉武夫 講談社
光文社新書(61) ベルギービールという芸術 田村功 光文社
光文社新書(72) シングルモルトを愉しむ 土屋守 光文社
平凡社新書(195) 免疫と腸内細菌 上野川修一 平凡社
集英社新書(257) 人体常在菌のはなし 青木皐 集英社
中公新書(939) 発酵 小泉武夫 中央公論新社
中公新書(1386) 吟醸酒への招待 篠田次郎 中央公論新社
日経ビジネス人文庫(こ-3-4) 酒に謎あり 小泉武夫 日本経済新聞社
  世界の酒日本の酒ものしり事典 外池良三 東京堂出版
  趣味の酒つくり 笹野好太郎 農文協
  知識ゼロからの日本酒入門 尾瀬あきら 幻冬舎
  知識ゼロからの焼酎入門 日本酒類研究会 幻冬舎
  知識ゼロからのビール入門 藤原ヒロユキ 幻冬舎
  知識ゼロからのワイン入門 弘兼憲史 幻冬舎
  知識ゼロからのシングルモルトウイスキー入門 古谷三敏 幻冬舎
ショルトライブラリー GUINNESSアイルランドが産んだ黒いビール こゆるぎ次郎 小学館
ウィークエンドクッキング(5) 手づくりのお酒を楽しむ本   地球丸
ウィークエンドクッキング(6) 世界の保存食をつくる本   地球丸
  吾輩はビールである 小泉武夫 廣済堂出版
  世界の名酒2006年版   講談社
  Beer&Pub col.1〜3   プラネットジアース

映像

シリーズ 書名 著者名 出版社
NHKスペシャル 驚異の小宇宙・人体 NHK NHK
DVD 酒造り〜能登杜氏 石川新情報書府 北陸東通

発酵について・基礎1

酒造りの基本になるのはS・セレビシエ(以下「酵母」)の「糖食べたらアルコール出ちゃった」だが、微生物である酵母が、直接糖をアルコールに変換する操作をしているわけではない。微生物がいくら小さいとは言え、微生物と分子の大きさの違いは1000倍以上あるので、微生物が直接手を加える事はできないのである。
ならば微生物の体内ではどうなっているのかと言うと、微生物の体内では「酵素」というタンパク質の一種が形成されているのである。タンパク質と言うと、我々、栄養素の一種としか捉えていないが、実は数千万種類があるとされている(wikipedia・蛋白質)。その数千万種それぞれに固有の働きがあり、そのタンパク質はDNAという設計図を、RNAに転写し、転写されたRNAを設計図に構築される。この辺は[化学・DNA]カテゴリでおいおい解説していくが、タンパク質について知っておきたい事は、

  • 数千万種類があり、それぞれに別の働きがある
  • DNAを元に作られる、DNAはタンパク質の設計図
  • タンパク質は20種類のアミノ酸が原材料

この3点を押さえておきたい。今回はスルーするが、アミノ酸とは何か、どんな働きをするかを書き始めると、それだけで本1冊分、この解説でも1章使ってしまうので、とりあえずスルー。ひとまずは、アミノ酸は、タンパク質の材料だというくらいで覚えておいて下さい。
なお、余談として、アミノ酸は20種類あるが、アミノ酸が少量(数十から数百)結合したものをペプチド、それ以上に結合したものをタンパク質と呼ぶ。アミノ酸が結合してできた仲間はホルモン、コラーゲン、それから赤血球、白血球の作成に間接的に作用する。要するに体内で生産されるものの全てに関わっていると言ってもいい、と言い切るほど勉強してないのだがいいのか。ちなみに、大豆ペプチドが身体にいい、というのはアミノ酸を単体で取り込むより、ペプチドというアミノ酸が結合している状態で体内に取り込んだ方がいっぱい取れて効率がいいねーという話らしいんだが、体内に取り込んだら結局タンパク質分解酵素(タンパク質を分解するタンパク質)でアミノ酸まで分解しないと体内では使えないわけで(タンパク質やペプチドで取り込んだアミノ酸は分解してアミノ酸単体にしてからそのまま使ったり、DNAでタンパク質に再合成してリサイクルする)、そのへんの手間の話はどうなのだろうか。余談(というか話題の先取り)終了。
(参考文献:有機化学美術館 世界最小のタンパク質 タンパクを壊すタンパク・プロテアーゼ

さて、これからタンパク質の中に酵素と呼ばれるものがある、という話をするのだが、その前にちょい予習、ブドウ糖グルコース)はC6H12O6の分子式を持ち、「もやしもん」第9話でセレビシエが食べている糖はブドウ糖である。このブドウ糖がいっぱい結合したものがデンプン(アミロース)であり、(C6H10O5)nの分子式で表される。オリゼーが分解しているヤツである。いっぱいというのはいくつとは一概には言えないが数千〜1万数千くらいと考えてよいかと。つまりデンプンを1つ1つバラバラにしたものがブドウ糖だと覚えておいて頂きたい。
では本題、タンパク質の中で、いきなり具体例を挙げるなら、ブドウ糖がいっぱい結合したデンプンを、ブドウ糖状態にほぐす「アミラーゼ」というものがある。オリゼーがめきめき作ってます。このアミラーゼのように、ある特待の化学物質(この場合はデンプン)に対してある特定の反応(ブドウ糖に分解)を起こし、なおかつ自分の性質が変化しない(アミラーゼはいくら働いてもアミラーゼのまま)ものを「酵素」と言う。
(11月26日付記:A.オリゼーはデンプンをブドウ糖に一発で分解できるアミラーゼは持ってない模様。7種類の酵素が必要らしい。一方、A.アワモリは一発で糖化できる酵素を持っているとの事。しかし、段階的にブドウ糖に分解する際の中間物質が、日本酒に味わいをもたらすらしい)
ではここでDNA、タンパク質、酵素というキーワードが出てきたのでまとめると。

  • 微生物はDNAからタンパク質を作り、そのうち酵素と呼ばれているものでさまざまな化学反応を行っている

という事になる。ちなみにその目的は、化学反応によって得られるエネルギーである。このエネルギーによって微生物は生きているのである。なお、このからくりは人間や他の動物も原理は同じで、人間も体内でいろいろな酵素を作っては、食べた食料を身体に都合のいいように化学反応して、生命を維持しているのである。複雑さは段違いだが、原理は同じである。よって沢木は「酒は酵母のウンコ」と言っているが、これは極めて正しい表現である。人間だってメシ食えば不要なものをウンコとして出すが、酵母のしているのも同じ事である。
さて、今日勉強した事は

  • タンパク質・酵素の正体と機能

である。次回は、実際に酵母がどのように「糖食べたらアルコール出ちゃった」しているかを考えてみたい。質問はコメントまで。

単行本2巻のアオリ文句で、「菌増量・本誌連載と単行本スゲー違いますけん」と書かれているが、実際にどの程度違うかはどこにも書かれてないのである。そこでさっくり調べてみた。

表1、14話の頭2ページ

もやしもん 14話です」
「一ヵ月の ごぶさた でした」
「この物語の 主人公は 菌が見える男 沢木直保」
「彼と仲間達と 我々菌達の のんびりした 物語です」
「前回は 日吉酒店で ウマい酒を 飲みました」
「最後 変な女が 来てたね」
「リュックが 爆発してたぞ」
「発酵モノは 密閉して 常温にしては 危ないぞ」
(「かもしを なめるなよ」)手書き文字、削除
「人間ってのは いつまでも 学習しないな」
(「まったくだ」)
「近代文明が 昔の知識の伝播を ソガイしてるのさ」

表4

「突然ですが イブニング 刊行物の 宣伝です」
(表紙絵差し替え)
「4月22日に もやしもん 第1巻が 発売されます」
「何だい そりゃ」
「チープな 表紙だな かもすぞ
「本当に そんな表紙で 売れるのか」
「タイトルは もう変わらん だろうな」
「我々だけの ページも 書き下ろされる らしい」
「バカだな作者は しめきりも ギリギリのくせに」
「いっそのこと 我々だけで 一冊出すべきだ」
「そんなこんなで 次ページより 本編です」
「何だこれは 完全な作者の メディアの 私物化だ」
「この2ページは ちゃんと2巻に 収録されるん だろうな」

本文

単行本頁数 本誌内容 コミックス内容
3 「4月下旬に単行本第①巻発売です(嬉)」 菌解説
5 「前号では大腸菌に怯えました。」 「第1巻でもヒドい目に遭ってました。」
13 「えーっと、いったい今、何歳なんだろう?」 「年齢不詳。」
17 クレモリス絵「お便り募集です。」 削除
19 空白 オリゼー解説
20 「単行本第①巻は4月下旬発売!」 きょうかい酵母解説
21 「菌まみれ♪ で、単行本は4月下旬発売♪♪」 オリゼー解説
22 空白 「語尾に「ん」が〜」
23 欄外にきょうかい酵母 29ページ下段に移動
29 1501酵母解説 34ページに移動、6号酵母に差し替え
30 空白 セレビシエ解説
33 空白 龍神丸解説
35 L・サケ絵「単行本が4月下旬に出るナリ。」 教授酵母絵?
37 セレビシエ絵「お便り募集中です。菌にまつわるエピソードだと嬉しい。」 菌解説
38 次号はお休みを頂きます。まっててね。 菌解説
39 下段オリゼー 削除
45 及川と美里の絵が差し替わってたり  
47 文章追加 「缶内でも発酵続行中のため」
48 文章追加 「設備は非常に高価です。」ラクチスの絵が差し替わってたり
55 セレビシエ絵「お便り募集中です。」 削除
57 「今月のお詫び①」 削除
63 (石)「なんで単行本1ヵ月遅れるの?」 差し替え
63 (担)「リイド社から君の単行本が出るから同時発売にしたんだよん」 差し替え
65 「単行本は」 「第1巻も」
67 (石)「雑誌の後ろの方に載るのって人気ないの? 打ち切り近いの?」 削除
67 (担)「よく読者の方からも訊かれるけど違います。ウチは○ャンプじゃないよん」 削除
87 「共に石川氏の作品です。念為。↓」 削除
89 「口ぐせは「ガチョーン」」 「編集部に全然いません」
91 空白 「↑やりました〜」追加
93 「5月23日は月曜日です。」 「…菌は?」
94 ここの長谷川さん絵も差し替わって
97 「単行本はマンガのコーナーに置いて欲しいです。」 「単行本が〜」
104 「A・オリゼー(非もやし屋)」 「A・オリゼー
110 「次号をお楽しみに。」 「こんだけでした。」
110 もやしもん第1巻は5月23日発売です。」(何故か手書き) 「単行本〜」
112 「オリジナル・ストラップ製作中!」 「オリジナル・ストラップ作りたいなァ。」
131 この号の欄外にはストラップの試作品が掲載されていたが、印刷が潰れて見えず 削除
134 「「ヤマト」といってもパチンコしか知らない世代」 「ファッションは〜」
134 「足に白癬菌のコロニーが。「馬ひけーい」。 白癬菌との〜」
150 「頭の紙フーセンは防水仕様」 「先輩と〜」
153 「メガネにノーズパッド付いてます。」 「媚薬の効果に〜」
159 網焼きしたオリゼーストラッププロトタイプ写真 土壌菌解説
160 アルテルナータとブルガリクス写真  
161 ヨグルティ写真「今秋単行本第②巻発売時にオリジナル日本酒発売の噂。」 「第2巻発売記念〜」
162 ラクチスとトリコイデス写真  
163 「〜理由はいずれ。」 「〜理由は美里・川浜〜
164 ゲオトリクム写真  
165 「春祭(がくえんさい)も3日目になれば臭い(きんがふえ)ます。」 竹繊維解説
171 「原稿よりも色紙(クレヨン)の描きすぎ(ひゃくごじゅうまい)で腱鞘炎とか」 「書店様〜」
172 「春祭シリーズ第一話で美里の〜」 「第18話「春祭」で美里の〜」
173 「[今月の噂]石川氏に学会で講演の依頼が。」 「単行本への〜」
177 「原稿も色紙(クレヨン)もたった一人で描いてます。」 削除
183 S・ウパルム解説 皮膚常在菌解説に差し替え
199 「美里の部屋の菌 要は「雑菌ですね」 200ページに移動
200 「皮膚常在菌 人ならば誰にもついてる仲間達」 183ページに移動
200 「次回はお休みをいただきます。が!この夜の出来事は次々号で!!」 削除
213 [今月の噂]次号、「かもすぜJAPAN」(誌面版)の要綱発表!」 削除
214 空白 B・サブリチス解説追加
218 「どお?(ちなみに正確には「どう?」よく校閲の方に直されますが)〜 削除
218 〜ところで『銀座の番ねこ』かもし中。みてね。」コリ絵 削除
218 「次号、新章突入! です!。」 「第一巻の〜」

「[このお話は]フィクションです。」系の文章の違いはスルーしています。SP等の文章も。
これで概ねカバーできたとするなら「菌増量」って程増量してない気もする。

発酵について・前文

全ての酒の基本になるのは「糖食べたらアルコール出ちゃった」である。およそ全ての酒は「糖食べたらアルコール出ちゃった」を経ていると考えていい。「もやしもん」作中でもこの点は実にうまく原理を描かれているが、実際に酵母の体内でどのような現象が起こっているのかを考えると、これが実に奥が深い事に気づくのである。そこにはタンパク質、酵素、DNA、ウイルスが相互に関係し、微生物のみならず、我々の身体がどのように生命維持をしているかにも関係する。「もやしもん」とは直接の関係は無くなるが、「もやしもん」視点からの化学も取り上げて行きたい。具体的にはDNAについて書かれた新書程度なら斜め読みできるようにはなります。

菌一覧(1巻・1版)

csv形式なのでコピペしてExcelででも利用して下さい。
なお、ウイルス等も無理やり入れてあるので、ソート時にはご注意ください。

属,属読み,種,種読み,一般名,話数,話頁数,巻数,巻頁数
Pediococcus,ペディオコッカス,halophilus,ハロフィルス,,2,5,1,39

Aspergillus,アスペルギルス,oryzae,オリゼー,黄麹菌,2,5,1,39

Aspergillus,アスペルギルス,sojae,ソーエ,,2,5,1,39

Streptococcus,ストレプトコッカス,lactis,ラクチス,,2,7,1,41

Lactobacillus,ラクトバチルス,bulgaricus,ブルガリスク,,2,7,1,41

Lactobacillus,ラクトバチルス,jugurti,ヨグルティ,,2,7,1,41

Lactobacillus,ラクトバチルス,plantarum,プランタルム,,2,8,1,42

Acetobacter,アセトバクター,aceti,アセチ,酢酸菌,2,9,1,43

Bacillus,バチルス,halodurans,ハロデュランス,,2,13,1,47

Trichophyton,トリコフィトン,rubrum,ルブラム,白癬菌,2,16,1,50

Lactobacillus,ラクトバチルス,fructivorans,,火落菌,3,7,1,61

Cladosporium,クラドスポリウム,trichoides,トリコイデス,黒カビ,4,9,1,83

Candita,カンジダ,albicans,アルビカンス,カンジダ,4,9,1,83

Alternaria,アルテルナリア,alternata,アルテルナータ,,4,9,1,83

Mucor,ムコール,musedo,ムセド,,4,10,1,84

Geotricham,ゲオトリクム,cndidum,カンディダム,,4,10,1,84

Aspergillus,アスペルギルス,niger,ニガー,黒麹菌,4,10,1,84

Rhozopus,リゾプス,javanicus,ジャバニクス,,4,11,1,85

Penicillium,ペニシリウム,chrysogenum,クリソゲヌム,青カビ,4,12,1,86

Cordyceps,コディセフス,sinensis,シネンシス,虫草菌,4,16,1,90

Saccharomyces,サッカロミセス,serevisiae,セレビシエ,酵母,4,20,1,94

virus,ウイルス,rhinovirus,ライノウイルス,,5,7,1,101

Pediococcus,ペディオコッカス,pentsaceus,ペントサセウス,,6,9,1,116

ohne Hauch,O抗体,O157,O157,腸管出血性大腸菌,7,14,1,140

Staphylococcus,スタフィロコッカス,aureus,アウレウス,黄色ブドウ球菌,7,18,1,144

Staphylococcus,スタフィロコッカス,epidermidis,エピデルミディス,表皮ブドウ球菌,7,18,1,144

Pseudomonas,シュードモナス,aeruginosa,エルギノーサ,緑濃菌,7,18,1,144

Enterococcus,エンテロコッカス,,,腸球菌,7,18,1,144

Clostridium,クロストリジウム,perfringens,パーフリンゲンス,ウエルシュ菌,7,18,1,144

Pseudomonas,シュードモナス,fluorescens,フルオレッセンス,蛍光菌,8,10,1,154

Proteus,プロテウス,vulgaris,ベルガリ,,8,10,1,154

Erwinia,エルビニア,carotovora,カロトボーラ,軟腐菌,8,10,1,154

Cladosporium,クラドスポリウム,butyricum,ブチリカム,酪酸菌,8,10,1,154

Bacillus,バチルス,subrillis,サブチリス,枯草菌,8,10,1,154

Propionibacterium,プロピオニバクテリウム,acnes,アクネス,,8,14,1,158

Malassezia,マラセチア,furfur,フルフル,,8,14,1,158

Lactococcus,ラクトコッカス,lactis,ラクチス,乳酸菌,9,8,1,170

Aspergillus,アスペルギルス,awamori,アワモリ,黒麹菌,9,15,1,177

Clostridium,クロストリジウム,botulinum,ボツリナム,ボツリヌス菌,10,9,1,189

Lactococcus,ラクトコッカス,cremoris,クレモリス,,11,6,1,204

Lactobacillus,ラクトバチルス,gasseri,ガゼイ,ガセイ・シロタ株,11,6,1,204

Bifidobacterium,ビフィドバクテリウム,bifidum,ビフィダム,ビフィズス菌,11,7,1,205

Lactobacillus,ラクトバチルス,acidophilus,アシドフィルス,,11,7,1,205

Bifidobacterium,ビフィドバクテリウム,longum,ロングム,,11,8,1,206

Lactobacillus,ラクトバチルス,brevis,ブレビス,,11,9,1,207

Enterococcus,エンテロコッカス,Faecalis,フェカリス,乳酸球菌,11,9,1,207

Mucor,ムコール,pusillus,プシルス,,11,10,1,208

Escherichia,エシェリキア,coli,コリ,大腸菌,11,18,1,216